どろんこ会の特徴

どろんこ会では子供を中心に据え、保護者や保育士、そして地域と強く関わることによって確かな「にんげん力」を身に付けさせるという教育方針を掲げています。一般論としては保育園は一種の閉ざされた空間であり、だからこそ保護者は園内の施設や取り組みに目を光らせなければなりませんが、どろんこ会は園外で出会う人々とも積極的なコミュニケーションを取る機会を設けていることが特徴的です。

挨拶

挨拶を交わす対象となる相手は「園内外を問わず、すれ違った全ての人」ということが園の約束になっており、地域で出会う大人と多くの交流を持つことにより「人の目を見て意思を伝えられる人」の育成を目指しています。商店街ツアーなど実体験を通じて目と目を合わせたコミュニケーションの必要性を体感できるため、機会に頼らず自分の意見を発信し、また様々な意見に耳を傾けられる成熟した青年に成長できることが魅力と言えるでしょう。

リーダーシップ

自分で判断して行動する力やリーダーシップは現代の日本人に強く求められる要素ですが、人格形成が完成した後に人間性を変化させることは至難の業であり、0歳から5歳までの時期に土台作りを行わなければなりません。どろんこ会では最も適切な時期にこの二つの要素を確実に習得するための方針として「異年齢保育」を実施しています。

どろんこ会では一部の活動を除き、午前活動と午後活動の両面で遊びや片付け・食事・昼寝・おやつなどの時間で年齢に応じたグループ分けを行うことが無く、3・4・5歳の子供同士がミックスされた状態で同じ時間を過ごすことになります。年下は年上から学び、年上は年下を思いやる環境を自然に作り出すことによって、逞しさを養うことを可能にしているのです。

物事の本質を理解できる人間へ

汚い」「痛い」を体験することが人間的な成長に繋がると考えていることも、どろんこ会ならではの方針と言えるでしょう。保護者による教育ではつい「汚れるダメ」「痛くなるからダメ」と先回りして牽制してしまいがちですが、どろんこ会では子供の行動を過度に静止することはありません。これは、時には辛い思いも実体験することによって、物事の本質を理解できる人間に成長させたいという親心があるためです。

その一方で配慮すべき点はしっかりと行き届いています。例えば遊びのコーナーごとに保育者の担当が決められており、子供が困ったときにはいつでも助けられる場所に必要な人材が配置されていますから、事故や子供同士の喧嘩など不測の事態にも即座に対処し、ケガを防ぐことが出来ます。